肺がんの手術
肺がんは進行が早く、転移しやすいがんです。
肺がんの初期症状は風邪に似た症状があり、誤認すれば癌の治療は難しくなります。治療法は症状により異なり、癌の腫瘍の摘出手術や抗がん剤による抑制、放射線治療法による放射線の照射などを組み合わせて行います。
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肺がんの手術件数は治療実績
肺がんの手術について、日本胸部外科学会がアンケートを取り、報告されたことがあります。
このアンケートの対象は、全国にある病院などの医療施設、713施設に対し、2007年の肺がんの治療実勢を調べました。
この回答が得られた施設は399施設で、肺がんの手術件数の多き施設が公表されました。
日本胸部外科学会の発表によれば、肺がんの手術件数が多い施設は、その手術実績も良いとの結果が得られました。
つまり、肺がんの手術を多く行っている病院などの施設は、手術結果が良く、術後の経過がよいということです。もし患者さんで手術に際して、施設が選択できるのであれば、参考にされればよいでしょう。
このアンケートの結果を、もう少し詳しく述べます。
アンケートの回答が得られた施設は、399施設で、1施設あたり平均56件の手術が一年間に行われました。
最も多く肺がんの手術が行われた施設は、一年間に484件の手術が行われ、100件以上の手術が行われた施設は、52施設ありました。これは13%にあたる施設の数になります。
またついに一度以上、年間に12件以上肺がんの手術を行う施設は36施設で、全体の9%の割合です。
このアンケートの調査結果から、手術が行われる治療実績は、施設によって大きな差があります。
この施設による差が生じる原因に、手術の方法にもあります。
以前の肺がんの手術は、胸部を開けて行う手術でしたが、近年は胸腔鏡手術(きょうくうきょうしゅじゅつ)という方法がとられています。
これは体に小さな穴を開け、そこからカメラを入れ、その映像を見ながら器具を挿入して行う手術です。
この手術方法ですと、胸を開かないので、患者の負担が少なく、手術の傷が小さいため、術後の回復が早いメリットがあります。
このような手術が行える施設に、患者が偏る傾向があります。


